問題
ヒトの体内時計周期は24時間より長いでしょうか?短いでしょうか?あるいは24時間ぴったりでしょうか?
解説
私たちは「朝になると起きて活動し、夜になると寝て休む」のように毎日同じようなリズムで生活をしています。
仮に一日時計をみなかったとしても、外の明るさを見れば昼か夜かの判別は容易です。
それでは、時計がなく、外が全くみえず、明るさも温度も一定である場所で過ごしていた場合、昼か夜かを判別できるのでしょうか?
答えは「できる」です。
ヒトを含む動物の多くは「体内時計」正確には「概日リズム(サーカディアンリズム)」という機能が備わっていて、時計をみなくても「おおむね」1日がわかるのです。
ただし、あくまで「おおむね」1日であり、正確に24時間ではありません。
ヒトの体内時計周期は、個人差はありますが約24時間10分といわれています。
つまり、「体内時計」まかせだと10分ずつずれてしまうことになります。
しかし、「体内時計」には「自動調節機能」もいっしょに備わっています。
日光や他の刺激を受けることで1日24時間に合わせることができるので、日常生活で1時間ずれていくことはないのです。
ちなみに海外旅行に行ったときに「時差ぼけ」が起こるのも、「体内時計」と「実際の時間」が急激に合わなくなるためといわれています。
解答
24時間より長い