失敗しない学習塾の選び方は?

入塾前にチェックしたい項目は?

それでは入塾前にチェックしておきたい項目を1つずつ紹介します。

①授業日以外にも質問できるか?

私個人の意見として、「授業日以外にも質問できるか?」は授業の質以上に重視すべき最重要項目です。

先ほども説明したように、「学習」の大部分の時間は「自分ひとりで学習する時間」です。

そして、自分ひとりで勉強していると必ず壁にぶつかります。

模範解答や解説を読んでもわからない問題も1つや2つではありません。

このようなとき、すぐにわからないところを質問できる相手がいるかどうかで学習の効率は大きく変わります。

なぜなら、新しいことを勉強するときは「質問する」ことが最も近道だからです。

じっくり悩んで答えが出れば理想的ですが、必要な知識がぬけていたりまちがって理解している場合はいくら悩んでも解決しません。

「知らない」ことは「知る」以外に解決する方法はありません。

 

そこで「教科書や解答解説を読み、しっかりと考えた上でわからない部分」はなるべく早く質問し解決することがおすすめです。

もちろん、質問する相手は学校の先生でも聞きやすい友達でもかまいませんが、「質問する相手がみつからず、わからないまま」という事態だけは避けたいところです。

そのようなときに授業がない日でも気軽に行けて質問できる塾であれば、自分ひとりで勉強をすすめる上で心強い味方となってくれます。

反対に授業日や授業前後以外は質問ができない、あるいは質問しにくい塾だとどんなに授業がわかりやすくても魅力は半減してしまいます。

②自習室はあるか?

集中して学習できる自習室があるかどうかは非常に重要なポイントです。

学習を習慣化して継続する上で、「学習専用の空間をつくる」ことは重要です。

自宅ではリラックスモードに入ってなかなか集中して学習できない人は少なくありませんし、学校も常に開放されているわけではありません。

その点、塾の自習室はこれ以上ないくらい理想的な学習空間です。

学習専用の空間であるだけでなく、同じ目標をもつ仲間がいて、わからないところはすぐに質問ができ、塾によっては自分で調べられる教科書や資料もそろっています。

さらに夜遅くまで自習室を開放している塾が多く、一日のスケジュールに組み込みやすいというメリットもあります。

ただし、塾によっては席数や管理の都合上「通塾日のみ使用可」など使用に制限がある場合もあるため注意が必要です。

そこであらかじめ「自習室の有無」と「使用上のルール」を確認しておくことをおすすめします。

③進学実績は?

つづいて進学実績です。

受験対策で入塾を考えている人にとっては、あえて申し上げるまでもない項目だと思います。

自分が目指す学校や同じレベルへの合格実績が多い塾は、経験やノウハウが豊富である確率が高いため塾を選ぶときの重要な基準となります。

ただし、前述したように同じ塾でも教室によってカラーが大きく異なる場合もありますので、塾全体の実績だけでなく、入塾を考えている教室の実績を必ず確認することをおすすめします。

④塾長、教室長の熱意は?

つづいて「塾長、教室長の熱意」です。

塾によっては塾長、教室長が直接授業や指導をしない場合もありますが、塾長や教室長の熱意、熱量は塾全体の空気を左右します。

これは私が知る限りなのでサンプル数は多くありませんが、熱意のある塾長、教室長がいる塾は講師陣の熱量も大きく、全体の空気にも活気があります。

実際に話してみて、塾長や教室長から熱意を感じられるかについては意識することをおすすめします。

⑤講師の質は?

有名塾のカリスマ講師などを除き、入塾前に講師の質を判断することは難しいです。

「いい先生」というのは授業の技術や経験だけでなく、自分ひとりで勉強できるように全体をみてくれる「監督やマネージャー」的な要素も含みます。

たとえ体験授業を1回受けたとしても、そのような面は短期間ではわからないので、ある程度「通ってみないとわからない」という不確実性が残ってしまいます。

また、塾の比較の際に必ずといっていいほど話題にあがるのが「大学生のアルバイト講師はありかなしか」問題です。

この点については賛否あると思いますが、私個人の結論としては「人による」です。

少なくとも「大学生のアルバイト講師だから信頼できない」「プロの常勤講師だから信頼できる」と考えることはおすすめしません。

大学生のアルバイト講師でも強い責任感とプロ意識をもって子どもと接する人はいますし、プロ講師でも熱意がない人も当然います。

そもそも資格職ではなく他の仕事と兼任している場合もあるので、「プロ」の定義があいまいな職種です。

ただし、塾講師としての知識や経験を身につけるためにはある程度の期間を要することも事実なので、「講師の大半が明らかに20歳前後」のような塾の場合は「講師の経験」や「指導体制」も確認した方がいいかもしれません。

⑥授業料は?

授業料の確認もあえて申し上げる必要はありませんね。

毎月の月謝はもちろん、夏休みや冬休みの講習や教材費を含めて年間にいくらかかるかを入塾前に確認する必要があります。

また、授業料の高さと塾の良さは基本的に比例しません。

「高くて良い塾」も「安くて良い塾」もありますし、「高いのにイマイチな塾」も「安かろう悪かろうな塾」もあります。

一般論として大手の塾はシステムや教材、情報量などで小規模の塾では対抗できない強みがある一方で、体制を維持したり多くの広告費が必要だったりするため授業料は高くなりやすいです。

反対に個人塾や小規模の塾では大手のような強みはないものの、塾長の個性が直に塾のカラーとして現れるため、塾長が優秀であれば授業料が安くても大きな成果が出る場合も少なくありません。

⑦通いやすさは?

いざ通うとなったとき、「通いやすさ」もやはり重要です。

通いにくい要素があると自然と足が遠のいてしまいます。

「徒歩で行ける距離か?」「自転車での通塾は可能か?」「帰り道が危ない場所ではないか?」「塾の前の通りは交通量は多いか?」

など気になる点は実際に塾まで足を運んで確認することをおすすめします。

特に自宅と学校からのアクセスは重要で、学校の帰りに寄りやすい方が自習や質問の予定を立てやすくなります。