Q、がんばって暗記してもテスト本番までに忘れてしまいます。
確実に覚えられる方法ってありますか?
どの教科を勉強するときにも暗記はさけては通れませんね。
世の中にはたくさんの暗記法が存在します。
何度もくりかえし紙に書いたり、語呂合わせを使ったり、暗記用マーカーで線をひいたり、などなど。
基本的にはどのような方法を使っても暗記してしまえば、それは正しい暗記法なのでどの方法を採用してもかまいません。
誰もがおちいる「暗記」の落とし穴とは?
しかし、「暗記」には全員に共通する大きな落とし穴が存在するのです。
それは、「一度覚えても忘れてしまう」ということです。
私たちの脳は「忘れるようにできている」のです。
例えば今日覚えたことのうち7割以上のことは明日になれば忘れてしまうといわれています。
例外として「大けがをしそうになった」のように命に関わることや、とても楽しい思い出や悲しい出来事のように大きく感情が動いた場合は1回でも長く記憶に残ります。
そうではない勉強の知識などは1回覚えただけでは忘れてしまって当然なのです。
そこで何かを暗記したいときには「長く記憶に残すための工夫」が必要なのです。
本日はそのテクニックを紹介します。
覚えたことを長く記憶に残す極意は?
ところで、みなさんは自分の自宅の住所や携帯の電話番号は言えますね。
しかし、苦労して暗記したわけではないですよね。
それでは、友達の自宅の住所や携帯の電話番号は言えますか?
言えない人も多いと思います。
実はここにヒントが隠されています。
ヒトの脳は、感情が大きく動かなくても「くりかえし思い出したこと」は重要なことであると認識して長く記憶に残るのです。
自宅の住所や携帯の電話番号はくりかえし思い出して使ったため自然に覚えられたのです。
この現象を意図的に起こすテクニックが「暗記の極意」です。
実際にどのように暗記すればいい?
方法はシンプルで、覚えたいことがあれば数日から1週間程度の間隔をあけてくりかえし思い出すのです。
思い出せなければ、教科書や単語帳など覚える「原本」を確認してください。
くりかえす間隔やタイミングは覚えたい期限や自分の勉強の予定に合わせてかまいません。
これだけで記憶力は飛躍的に上がります。
さらに、「音読をする」「誰かに説明するつもりで覚える」「自分でテスト問題をつくる」「図や表は穴うめ形式ではなく白紙から自力で書けるようにする」「語呂合わせを使う」などの方法と併用するとより効果的です。
ぜひ今日から試してみてください。
まとめ
・暗記の極意は「間隔をあけてくりかえし思い出す」こと!
・「音読をする」「誰かに説明するつもりで覚える」「自分でテスト問題をつくる」「図や表は穴うめ形式ではなく白紙から自力で書けるようにする」「語呂合わせを使う」などの方法と併用しよう!