子どもの能力を伸ばすほめ方とは?

Q、子どもの能力をのばす効果的なほめ方はありますか?

 

子どもが何かを達成したときにほめてあげることは、次のチャレンジへのモチベーションを高めたり、自己肯定感を高めることにつながるためとても大切です。

しかし、ほめ方によっては逆効果になってしまう場合もあるため注意が必要です。

そこで、今回は「子どもの能力をのばす」効果的なほめ方を紹介します。

みなさんが将来子どもを育てるときはもちろん、後輩や部下をほめるときにも応用できます。

関連記事

Q、クラブ活動やアルバイト先の後輩をほめるのが苦手です。下手なほめ方をして逆にやる気をなくしたり、迷惑がられたりしないか心配です。   ほめ方のコツはありますか? 学年が上がったり、同じ職場で長く働いている[…]

避けたほうがいいほめ方

まず、避けた方がいいほめ方は「結果や才能をほめる」です。

例えば「〇〇点もとれたんだ!すごいね!」「1位をとれてえらいね!」「足が速いんだね!」などのほめ方です。

一見問題なさそうにみえますが、結果や才能をほめると「価値があるのは結果」すなわち「結果が出なくなれば自分の価値はなくなる」と考え、必要以上に失敗を恐れ、より難しいチャレンジを避けるようになってしまうおそれがあります。

また、「結果は才能によって決まる」つまり「努力には意味がない」と考え、努力をしなくなったり、結果についてウソをついたり取りつくろうことが多くなるといわれています。

効果的なほめ方

反対に、行った方が良いほめ方は「過程や努力をほめる」ことです。

例えば、「一生懸命がんばったもんね!」や「失敗しても最後まであきらめなかったね!」などです。

このように過程や努力をほめることにより、「努力によって結果は変えることができる」すなわち「努力は価値があるもの」と考え、さらなる努力をしたり、より難しいチャレンジを好みやすくなります。

「能力をほめられた子は学校の成績が落ち、努力をほめられた子は成績が上がった」という研究結果もあります。

勉強に限らず、子どもが「もっとがんばりたい!」や「もっと難しいことにチャレンジしたい!」と思えたり、1つの成功体験を次の成功につなげられるような声かけをしたいですね。

まとめ

・子どもの能力をのばす効果的なほめ方⇒過程や努力をほめる

・さけた方がいいほめ方⇒結果や才能をほめる