接続詞は文章の道案内をしてくれる!
接続詞とは、「だから」「しかし」「そして」のように文と文、単語と単語などをつなぐことばです。
接続詞が穴埋めになっている問題もよく目にしますね。
接続詞を正しく理解すると、文章の構造を理解しやすくなります。
例えば、「しかし」や「ところが」などの逆説とよばれる接続詞がでてくると、「これまでと反対の話が始まる」とわかります。
また、「だから」「したがって」などの順接とよばれる接続詞がでてくると、「これまでの結果や結論が始まる」とわかります。
話がどちらの方向へすすむかの道案内をしてくれているようなものです。
また、接続詞を理解すると筆者の主張もつかみやすくなります。
例えば、「A君は成績が良い。しかし、性格が悪い」という表現では、
筆者が伝えたいのは「成績が良い」ことでしょうか?それとも「性格が悪い」ことでしょうか?
当然「性格が悪い」ことの方ですね。
「しかし」のような逆説の接続詞では、基本的に本当に言いたいことは後ろの内容となります。
英語の接続詞も同じですが、接続詞を道しるべとすると、文章を読みながら迷子になることが少なくなります。
指示語は全て説明できるようにしよう!
指示語とは、「これ」「この」「それ」「その」などものごとを指し示すことばです。
「『この』が指す内容を説明しなさい」といった問題もよく見ますね。
英語でも『this』などが指す内容などを問われます。
「指示語が何を指すか」を問う問題は非常に多いですが、少し考えるとこれは当然のことです。
なぜならば「指示語が何を指すか理解している」ことは「話の内容を理解している」こととほぼ同じだからです。
例えば、「ところであの話だけどさ」と話しかけられたとき、「あの話」の内容を理解していれば、「ああ、あの話ね。どうしたの?」となりますが、理解していなければ、「え?あの話ってどの話?」となりますね。
設問になっていなくても、指示語が何を指しているかを説明できるように読みすすめてください。
問われていることには正しく答えよう!
問題文で問われていること対しては正しく解答する必要があります。
当たり前だと思うかもしれませんが、意識しないと意外と正しく答えられていないことがあります。
例えば、「『このようなこと』とはどのようなことか説明しなさい。」という問題に対しては「〇〇という『こと』」と解答する必要があります。
「『どのようなとき』と問われれば『〇〇なとき』」「『どのような気持ち』と問われれば『〇〇な気持ち』」ですね。
「問われたことに適切に答える」というのは国語の解答に限らず、会話が成立するためにも必要なことです。
「話がかみ合わない」と感じるとき、どちらか一方、あるいは両方が「聞かれたことに答えていない」ことが多いのです。
まとめ
・接続詞は文章の道案内をしてくれる!
・設問は細かいところまで正確に読み、「何が問われているか?」を確認しよう!
・「指示語が何を指すか理解している」ことは「話の内容を理解している」ことと同じ!