Q、栄養素とは何ですか?どのような種類がありますか?
栄養素とは?3大栄養素とは?
私たちは毎日食事をします。
これは生きるために必要な栄養素を得るためです。
栄養素にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる役割があります。
今回はこの栄養素について紹介します。
栄養素は大きく3つに分けることができます。
「糖質(炭水化物)」、「タンパク質」、「脂質」の3つです。
この3つを合わせて「3大栄養素」と呼んでいます。
それぞれの役割や特徴を説明します。
糖質(炭水化物)の役割は?
まず、糖質(炭水化物)は主にエネルギー源となります。
歩いたり、考えたり、話したりなど、私たちが活動するためにはエネルギーが必要です。
からだのなかでブドウ糖(グルコース)が酸素をつかって燃焼することで、さまざまな活動に必要なエネルギーをつくりだしているのです。
このブドウ糖を含んでいるのが炭水化物(糖質)なのです。
炭水化物(糖質)はごはんやパン、いも類、砂糖などに多くふくまれています。
タンパク質の役割は?
タンパク質は主にからだをつくる材料となります。
筋肉や大腸、脳など、私たちのからだの大部分はたんぱく質(+その他の成分)でつくられています。
そしてたんぱく質をつくるためには「アミノ酸」が必要なのです。
さまざまな種類の「アミノ酸」をいくつもつなぎ合わせることで「タンパク質」をつくることができます。
「タンパク質をつくるためにタンパク質を摂取する」というのは少しおかしく聞こえるかもしれませんが、例えるなら
「ある機械をつくるために、別の機械を分解してネジなどの必要な部品を手に入れる」ようなイメージです。
タンパク質は、動物の肉や大豆、卵などに多く含まれます。
また、タンパク質は炭水化物(糖質)が不足したときのエネルギー源となる役割もあります。
脂質の役割は?
脂質は主にエネルギー源となります。脳が正常に働くためにも必要です。
脂質は動物の肉(とくに脂身)、ピーナッツなどに多く含まれます。
3大栄養素の他にも重要な栄養素があります。
例えば、「ビタミン」と「無機質」です。
ビタミンや無機質はからだの機能を正常に保つはたらきがあります。
例えば、ビタミンCは血管の機能を正常に保ち、ビタミンDは骨の機能を正常に保ったり免疫機能を調節するはたらきがあります。
無機質のカルシウムは骨の成分になり、鉄は血液の成分になります。
「3大栄養素」にビタミンと無機質を加え「5大栄養素」とよぶ場合もあります。
私たちが生きるためにはさまざまな栄養素が必要であり、栄養素を得るためにさまざまなものを食べるのです。
以上、今回は栄養素について解説しました。
まとめ
・3大栄養素は「炭水化物」、「タンパク質」、「脂質」!
・これに「ビタミン」と「無機質」を加えて5大栄養素ともよぶ!
・私たちは栄養素を得るために食事をする!