②メッセンジャーアプリ
Lineに代表されるメッセンジャーアプリも長い時間を消費しやすいコンテンツです。
メール機能自体はスマホの登場以前からありましたが、メッセンジャーアプリの登場によってより複雑なコミュニケーションが可能となり、またより長時間、高頻度使用される要素が追加されました。
例えば、グループメール機能によって、従来は基本的に1対1であったメールが、複数人での会話のように行うことができるようになりました。
また、「既読」が表示されることにより、メッセージを確認したら「早く返信しなければならない」心理がはたらきやすくなりやすくなります。
以上の背景もあり、若年層を中心に夜遅くまでメールを続けてしまい寝る時間が遅くなるケースが起こりやすくなっています。
③ゲーム
ゲームが依存に陥りやすいことは、スマホの普及以前から指摘されており、実際ICD-11ででは「ゲーム障害」という名称で病気として認められています。
さらにインターネットやスマホを利用したゲームではさらに依存のリスクが高くなると考えられます。
まずインターネットを利用した場合、他のプレーヤーをつながることができます。
直接会ったことがない人でも、実在する相手と協力したり、対戦したり、コミュニケーションしたりすることにより、SNS同様に依存が起こりやすくなります。
加えてスマホでは、インターネットを利用するだけでなく、常に持ち歩くことができるため、いつでもどこでもゲームが始められ、プレイする頻度が高くなりやすくなります。
通知や時間限定のイベントなど、高頻度でプレイしてもらうためのさまざまな工夫もなされています。
④ 動画視聴
インターネットの発達により、映画館に行ったり、DVDをレンタルしなくても自宅で映画を観られるようになりました。
また、動画サイトを利用すれば、知りたい情報や興味があるコンテンツがほぼ必ずみつかります。
それらの動画をスマホで見られる手軽さから、動画視聴も依存に陥りやすい機能の1つです。
さらに、動画サイトには次々と他の動画を見たくなるさまざまな工夫がされています。
その1つが「おすすめ動画」です。
動画を再生すると、動画のまわりに小さいアイコンが表示されます。
現在視聴している動画や視聴履歴などから、「この動画も興味ありませんか?」「次はこの動画はいかがですか?」と魅力的なアイコンやタイトルとともに提案してくれるのです。
厄介なことに、本当に興味がある動画を紹介してくれることが多いのです。
その結果、1つ動画をみるとエンドレスに次々と動画視聴をくりかえしてしまうのです。
動画を観ている最中でも、おすすめ動画のアイコンを目にすることにより、すでに次の動画に意識が移って気になって仕方なくなる場合すらあります。
早い子では1歳の幼児でも、上手にアイコンをタップしていろいろな動画を観ています。
⑤ CM
CMをみるためにスマホを手にとる人は少ないと思いますが、CMが依存のきっかけとなってしまう場合もあります。
例えば、学習しててわからない用語があったときにスマホで意味を調べていたら、用語の説明の間にコミックのCMが入っており、ついついためし読みしたらとてもおもしろくて次々に先を読んでしまった、などのケースです。
動画にしても静止画にしても、CMも私たちの興味をひくように工夫されており注意が必要です。
CMをきっかけに得られる有益な情報もありますが、意図せぬタイミングで情報が入っているという点は注意が必要です。
⑥ ポルノコンテンツ
思春期を迎えた子どもにとってポルノは特に注意が必要なコンテンツです。
人間にとって性欲は子孫を残すために極めて重要な欲求であり、ポルノコンテンツが興味をひきつけるエネルギーの強さは圧倒的です。
しかも、自らポルノサイトにアクセスしなくても、CMなどで強制的に情報が入ってきます。
従来はポルノコンテンツは日常生活とは厳密に分けられており、学校生活中や仕事中にポルノコンテンツを目にすることは基本的にありませんでした。
さらに、年齢制限をつけることにより、特に影響を受けやすい中高生と一定の距離を保つことが可能でした。
しかし、スマホでは時と場所を選ばず、ポルノコンテンツが日常生活に入り込んでくる可能性があるのです。
CMなどに情報が入ることを考えると、フィルター機能も完全ではありません。
このようにスマホには依存の原因となりうる魅力的なコンテンツであふれているのです。
- 1
- 2